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2007年8月 9日 (木)

コロンは可哀相なワンコ?

10日ほど前からコロンの様子がおかしい。オシッコのポーズをするものの思うように放尿出来ないらしい。一日の総おしっこ量は充分出ているが、残尿感があるようで、中腰でしばらく力(リキ)んでようやく”ぽた”と滴が落ちる。コロンは生後6ヶ月位で去勢手術を受けたためか片脚あげポーズはしない(四足で踏ん張っているので安定しているのが救い)。三歩進んでは中腰ポーズで”ぽた”、また五歩移動しては力んで”ぽた”と辛そうだ。

動物病院に連れて行こうと父と協議する。「どこの病院がよいだろうか?酷暑の中(保護活動に協力してくださっている)遠い病院に連れて行くのもかわいそう・・・・だけど(近所の)いつもの病院で若先生しか居なかったら困るし・・・・」 父は黙ったまま何も言わない。

朝一番に(取りあえず?)近所の病院に電話で相談することにした。診察前の心得も聞きたいし。すると第一声から若先生が出た。「う~ん、石があるのかもしれませんねぇ。尿道の炎症かな?男の子は辛いでしょうねぇ。なるべく膀胱に尿を溜めて診察を受けてください。」

う~ん、オシッコは昼過ぎまで溜まらないだろうから、涼しくなる夕方に病院へ行くことにしよう。尿検査もしてほしいから、コロンがトイレシーツに駆け寄る度に小瓶(空きびん)を握り締めて寄り添う母。不思議そうに見つめるコロン。そのドアの隙間からは・・・・「家政婦は見た」状態のコタロウがつぶらな瞳で心配そうに覗いている。

膀胱炎だろうか? 我が家には2ヵ所(1階と2階)ワンコトイレを設置しているが、1階のトイレトレー(ワイドサイズ)はなぜかコロンとコタロウの座布団代わりになっている。2階は父の部屋の真ん中に古いテーブルクロスとワイドサイズシーツを敷詰めた特製トイレ。ナナとコタロウはここがお気に入りで階段を駆け上がって用を足すが、コロンは階段を昇れない。コロンの素振りを観察して2階に連れて上がるようにしていたが、梅雨明け以降は冷房の効いたリビングから出るのが億劫になっていた。そのとばっちりがコロンに・・・・・どうしよう!

午後6時過ぎ、まだ残暑厳しいが病院に行く準備をする。母の運転する車で車酔いするコロンを乗せて大丈夫なものか?それもオシッコを溜めて具合が悪いコロンを乗せるのは気が引ける。そうだ!自転車を押して行こう!具合が悪くなればすぐに休憩できるじゃないか!コロンは前かごに収まるぞ!

コロンの首に小さな保冷剤を巻き付け、自転車の前かごに大型アイスノンを入れてバスタオルで座布団を作る。首輪とハーネスに一本ずつリードを付けてハンドルに固定。好物のささみジャーキーで誘導しながら前かごに座らせる。リードの長さを調整して安全確認。コロンの首が外に出るように身体にそっとタオルを掛けて飛び降りないようしていざ出発。そして・・・・またもやコタロウが窓越しに心配そうに覗いている。

車嫌いのコロンと地球環境(エコロジー)に優しいこの作戦。母には過酷だった。なにせ横浜は坂道ばかり。電動自転車とコロンの総重量を細腕2本で支えて歩くのはトライアスロン並み。汗ダラダラ、筋肉痛で震える腕で動物病院の玄関ドアを開けると院長先生が待っていた。(「今から伺います」と予告電話を入れた甲斐があった!)

診察台にはエコーが用意してあった。院長が触診しながらエコー画面を見て声を上げた。「あちゃ~、膀胱がオシッコで膨れてるよ。こりゃ辛いわ。何時からオシッコ出ないの?ちょっと外に出してごらん、すぐにするから。そうだ、折角だから検尿しよう。先生、コロンちゃんと一緒にお散歩に行ってきて。膿盆(処置用の容器)と(針なし)注射器を持って行くと便利だから。」

オドオドする若先生を従えてコロンは外へ。玄関前の街路樹はワンコのお気に入りスポット。ソワソワするコロン。若先生は男の子=片脚ポーズと思い込んでいるのかコロンの頭上でブツブツ唱えていた。「はい、オッシコ出ますよ。容器出してください。」 母の怒号に慌てふためいてしゃがみ込む若先生。採尿は2分間で完了した。

検査結果は異常なし。患部を良く洗って様子をみることになった。大丈夫だろうか・・・・・

一年前、コロンを初めてこの病院に連れてきた時に院長夫人から「この子も可哀相なワンコなの?」と尋ねられた。「ん?はい、保護犬です。うちのような環境に預けられるのは確かに可哀想かもしれませんね、ワハハ」

多頭飼いの我が家に来たばかりにコロンは膀胱炎になったかもしれない。もっと大切に面倒を見てくださる里親さんに巡り合えていたら病気知らずのワンコになっていたかもしれない。コロンは可哀相なワンコかもしれない。。。。。。

コロンは大勢のボランティアさん達が命をつないでくださったワンコ。万が一の事があっては皆さんに申し訳ない。改めて気を引き締める母である。

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